| タイトル | ブリ回遊生態調査 |
|---|---|
| 担当機関 | 富山県農林水産総合技術センター |
| 研究期間 | 2001~2007 |
| 研究担当者 |
富山県水産試験場主任研究員 井野慎吾奥野充一 福井県水産試験場 |
| 発行年度 | 2008 |
| 背景・ねらい | これまで、ブリ成魚は産卵場とされる東シナ海の大陸棚縁辺部と北海道沿岸域の間を南北に回遊すると推測されてきたが、詳細は不明である。日本海の本州沿岸に来遊するブリ成魚は1960~1980年代に分布域が西偏・縮小し、能登半島以北の来遊量が著しく減少・低迷した。その後、能登半島以北の来遊量は1990年から増加に転じ、近年は年間2,000~3,000トンが漁獲されている。これらの漁況変動はブリの回遊生態の変化による現象であると推察されているが、その要因はわかっていない。このような漁況変動のメカニズム解明や漁況予測技術の開発、資源解析等に資するため、ブリの詳細な回遊生態を明らかにすることを目的に、位置推定能力を備えた記録型標識(アーカイバルタグ)を使用した標識放流調査等による研究を、石川県、福井県と共同で、日水研の支援を受けて実施した。 |
| 成果の内容・特徴 | 本調査により、ブリ成魚の回遊状況が詳細に把握され、回遊パターンとして、東シナ海と対馬暖流域の北部(北海道沿岸)との間を往復する北部往復型、東シナ海と能登半島付近までの日本海を往復する中・西部往復型、東シナ海と朝鮮半島東岸の沿岸域を往復する朝鮮東岸往復型が見出された。これにより、前述の漁況変動が、各回遊パターンをとる成魚の個対数変動によるものである可能性が示された。 また、東シナ海の大陸棚縁辺部に加え、薩南沖が日本海由来のブリ成魚の産卵場として示され、それらは産卵活動後、速やかに日本海へ戻ることが明らかになった。 |
| 成果の活用面・留意点 | 漁況変動のメカニズム解明、漁況予測技術の開発、資源評価および資源管理方策の検討などを進める際の重要な基礎知見として活用される。 |
| 図表1 | 230093-1.pdf |
| カテゴリ |
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