タイトル | 登熟性良好・良食味中生水稲新品種「岩手36号」 |
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担当機関 | 岩手県立農業試験場県南分場 |
研究期間 | 1992~1992 |
発行年度 | 1992 |
要約 | 岩手県では「あきたこまち」級の中生種で、登熟性良好・良食味の「岩手36号」を育成、奨励品種に採用し、岩手県中南部の作柄及び品質の安定化・産米評価の向上を図る。 |
背景・ねらい | 岩手県の「あきたこまち」は県中南部の平坦地、中南部沿岸地帯に作付けされ、 年々その栽培面積が増加するとともに、品質・収量の面で不安定さが指摘されている。 一方、「チヨホナミ」は多収性の中生品種であるが、いもち病に弱いこともあり 作付けが延びていない。そのため、岩手県の県中南部平坦地・中南部沿岸地帯に 適する中生品種が要望されていた。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 上記の特性を持つ「岩手36号」を奨励品種とし、本県中南部の作柄及び品質の安定化・産米評価向上を 図る。適応範囲は北上川中下流地帯・中南部沿岸地帯の標高100~200mかつ出穂後40日間の 登熟積算気温840℃以上確保可能な地域。最大普及見込み面積は23,000ha。種子の休眠性が 強いため、催芽前の浸種を十分に行う。いもち耐病性は「チヨホナミ」に優るが、「あきたこまち」 程度のため、「あきたこまち」に準じた適期防除に努める。 |
図表1 | ![]() |
カテゴリ | 病害虫 いもち病 新品種 水稲 多収性 抵抗性 抵抗性遺伝子 品種 防除 良食味 |