施設土壌における水溶性養分の評価試案

タイトル 施設土壌における水溶性養分の評価試案
担当機関 宮城県園芸試験場
研究期間 1991~1992
研究担当者
発行年度 1992
要約 施設土壌のような養分過多土壌の場合、水溶性養分を測定するにはリン酸で用いられている、土壌:水の比が1:40であると、同一抽出液で硝酸態窒素、塩基類等多項目の測定が可能である。
背景・ねらい 近年、施設土壌を中心に養分過多が問題になっている。特に、有効態リン酸含量は
著しく高い傾向にある。そこで、作物に吸収され易い水溶性養分を、水溶性リン酸の
抽出法で行うことにより、他の養分も測定可能かどうかを検討した。
成果の内容・特徴
  1. リン酸はトルオーグ法に対し、水溶性の抽出割合(1:40)は5~20%と幅が
    あるが、栽培歴が浅い程、抽出割合は高くなる傾向がある
    (図1)。
  2. 硝酸態窒素は10%塩化加里抽出(1:10)と水抽出(1:40)とほぼ一致する
    (図2)。
  3. 水溶性塩基の抽出割合は「土壌標準分析・測定法」(博友社)によれば1:5であるが、
    水溶性リン酸の抽出割合(1:40)で行えば同一液で測定が出来る。
  4. 1規定酢酸アンモニウム(pH7.0)浸透による交換性塩基と振盪法による水溶性塩基
    (1:40)は石灰・苦土は土壌によっては一定の傾向が見れらなかった
    (図3、
    図4)。
    しかし、加里については比較的一致するようであった
    (図5)。
    このことから、水溶性塩基についてはさらに検討する必要がある。
成果の活用面・留意点
  1. 同一抽出液で多くの分析項目が測定可能となる。
  2. 使用ろ紙はリン酸の混入を防ぐ意味で、No6を使用する。
  3. 全国統一の分析法となれば、数値の比較がし易い。
図表1 230231-1.gif
図表2 230231-2.gif
図表3 230231-3.gif
図表4 230231-4.gif
図表5 230231-5.gif
カテゴリ 肥料

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