小型反射式光度計を用いた堆肥中水溶性肥料成分の簡易分析法

タイトル 小型反射式光度計を用いた堆肥中水溶性肥料成分の簡易分析法
担当機関 岐阜県農業技術研究所
研究期間 2000~2002
研究担当者
発行年度 2000
要約 堆肥中水溶性肥料成分のアンモニア・硝酸・リン酸・カリは、小型反射式光度計を用いることにより簡易分析が可能である。
背景・ねらい 家畜ふん堆肥のリサイクルを推進する上で、堆肥中肥料成分を踏まえた施肥を行うことが求められている。しかし、堆肥中肥料成分の測定は高価な機器の使用や労力を要するため、肥料成分の評価が難しい。そこで、簡易な分析法の開発を目的として堆肥中水溶性肥料成分の小型反射式光度計(RQflex)を用いた分析法について検討を行った。
成果の内容・特徴
  1. 県内の牛糞堆肥78点、豚糞堆肥42点、鶏糞堆肥41点を供試した。現物堆肥20gに蒸留水(アンモニアは10%KCL液)100mlを添加し、30分振とう後のろ液を分析した(表1)。
  2. 硝酸は、含量が高い牛糞・豚糞堆肥ではRQflex値と常法との相関が高い。鶏糞堆肥は相関が低いものの硝酸含量が少ないため減肥診断に際して問題はない(表2、図1)。
  3. アンモニアは、10%KCL抽出液のRQflex値と常法との相関が高い(表2、図1)。ただし、測定値が130ppmを越える高濃度域では過小評価となるため、さらに希釈する必要がある。4.リン酸・カリは、RQflex値と常法との相関が畜種を問わず高い(表2、図1)。
  4. カリは抽出原液、アンモニア・硝酸・リン酸は10倍希釈液を用いて分析し、測定値がLo表示の場合は成分含量が低いので、減肥診断に利用する場合には含まれていないと判断して良い(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. アンモニアの測定はKCL抽出液とする。水抽出液の場合は相関が低く分析精度を欠く。
  2. 減肥に活用する場合、豚糞・鶏糞堆肥では別途窒素無機化量を把握する必要がある。
  3. 硝酸濃度の測定により堆肥の腐熟度判定にも利用できる。
図表1 216423-1.gif
図表2 216423-2.gif
図表3 216423-3.gif
図表4 216423-4.gif
カテゴリ 肥料 施肥

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