双子生産のための2胚移植器の開発

タイトル 双子生産のための2胚移植器の開発
担当機関 岩手県畜産試験場
研究期間 1989~1993
研究担当者
発行年度 1992
要約 胚移植による双子生産を促進するため移植操作の簡易な2連式移植器を開発した。本器は一回の頸管通過操作で両側子宮角へ移植でき、従来の2胚移植方法に比べ移植器の交換がなく、頸管通過操作の省力化と膣内細菌による汚染も防止出来る。
背景・ねらい 胚移植による双子生産は繁殖経営を有利に展開させるのみならず、優良胚の分割
と組み合わせて育種改良につながる技術として期待されているが、2胚移植操作に
煩雑さもあったことから双子生産が進んでいない。そこで2胚移植による双子生産を
推進するため移植操作の簡易な二連式移植器を開発した。
成果の内容・特徴 今回開発した二連移植器は、一回の頸管通過操作により一方の子宮角へ移植後、
移植器を頸管外へ抜き取らず直ちにもう一方の子宮角へ移植が可能で、従来行っていた
2胚移植のための移植器の交換、および頸管通過操作の省力化ができる。
  1. 移植器は二本のストロー(0.25ml)が装着できるチップをシース管に
    樹脂固定した鞘と二本のストローを収納するための二連チューブからなる(
    表1、
    図1)。
  2. 移植成績はステップワイズ法処理胚を移植し、受胎成績は61.5%であった。
    本器の径は常用されているカスー製移植器に比べ1.6倍の太さとなるが経産牛への
    移植成績に太さの影響は少ない
    (表2)。
    両側子宮角への移植操作は概ね10分以内に終了した。
成果の活用面・留意点
  1. 子宮外口部のアルコール綿花による消毒を行うこと。
  2. ビニール鞘の頸管内破孔を行うこと。
  3. 二連式移植器およびシース管の径が太いため経産牛を対象とする。
  4. 二連式ヘッドとシース管の接続は熱処理に弱いため、離脱を考慮して
    再利用は避ける。
  5. ストロー先端部(封入部)は切断部がいびつにならないように、切除し本体に
    セットしたとき先端部が6mm程残るように注意する。
  6. 現在製品として流通していない。(実用新案願第46561号)
図表1 230281-1.gif
図表2 230281-2.gif
図表3 230281-3.gif
カテゴリ 育種 経営管理 省力化 繁殖性改善

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