アルファルファの根粒菌加工種子の利用と草種の組合せによる定着技術

タイトル アルファルファの根粒菌加工種子の利用と草種の組合せによる定着技術
担当機関 福島県畜産試験場
研究期間 1992~1992
研究担当者 積口和司
伊藤純一
渡辺孝雄
小池一正
小林寛
松本フチ子
斉藤悦朗
横山正勝
発行年度 1992
要約 リゾコート加工種子の使用によってアルファルファの導入初期の発芽定着が良好となり、雑草の侵入を抑制して収量が増大した。また、エン麦との草種組合せは雑草の侵入割合が少なく、アルファルファの定着促進への効果もあり、経年的に高収量を示した。
背景・ねらい アルファルファ(ALF)の発芽定着を助長する根粒菌加工種子がALFの初期育成と雑草の侵入
抑制に及ぼす効果と、イネ科牧草(オーチャードグラス、リードカナリーグラス)とエン麦
との混播がALF定着時の収量・雑草の侵入割合に及ぼす影響を調査した。
成果の内容・特徴 (1)根粒菌加工種子の効果
  1. 発芽定着率及び越冬株率はリゾコート加工種子が他種子より高く、優れた生存性を示した。
    (表1)
  2. 利用1年目におけるALF乾物収量はリゾコート加工種子が他種子より高く、しかも他種子
    よりも雑草の侵入を抑制した。(図1)
(2)草種の組合せによる乾物収量及び雑草の侵入割合
  1. 全乾物収量はALFとエン麦の組合せが経年的に高く、ALFの乾物収量も利用2年と4年目に他区
    よりも高かった。(表2)
  2. 雑草の侵入割合は利用2年以降でALFとエン麦の組合せが他区より低く推移し、特に雑草の
    侵入割合が急増した利用4年目において、ALFとエン麦との組合せは他区より顕著に低かった。
    (図2)
成果の活用面・留意点
  1. ALF草地の造成時にリゾコート加工したALFとエン麦との草種組合せはALF定着を促進させ、
    高収量を得ることが可能である。
  2. ALFの1番草の刈取は開花始めで年4回刈りを行い、肥培管理では
    N-P2O5-K2Oを年間5-20-20kg/10a施用した。
図表1 230295-1.gif
図表2 230295-2.gif
図表3 230295-3.gif
図表4 230295-4.gif
カテゴリ 病害虫 アルファルファ えん麦 加工 雑草 肥培管理

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