ブドウ「オリンピア」のコンテナ栽培技術体系

タイトル ブドウ「オリンピア」のコンテナ栽培技術体系
担当機関 山形県立園芸試験場
研究期間 1992~1994
研究担当者 奥山仁六
佐藤孝宣
堀 恵美
発行年度 1992
要約 ブドウ「オリンピア」のコンテナ栽培は挿し木2年目から収量が得られ、3年目にはほぼ成園並みの果実品質と収量が確保できる。
背景・ねらい 鮮やかな色と甘さをもった「オリンピア」など大粒系ブドウは、消費者し好にあった品種
として需要が多い。しかし、栽培面では、花ふるい、裂果、着色不良などが発生しやすい
ため、樹勢の安定、収量制限、土壌水分のコントロールなどこまめな栽培管理が必要で
ある。
このため、生育コントロールの一方法としてコンテナを利用した根域制限栽培を行うこと
により、早期成園化と高品質安定生産を図るため、その技術開発が求められている。
成果の内容・特徴
  1. ブドウの挿し木床は発根量、活着率とも良好なロックウールが適している。
    (表1)
  2. コンテナ栽培の用土は砂壌土:牛ふん堆肥:バーク堆肥(5:3:2)など排水良好な土壌条件が
    適している。(表3)
  3. コンテナ栽培の用土の量は40リットル程度で十分である。
    (表2)
  4. 整枝せん定は1~2年目までは、1本整枝を基本とし、その後はあまり樹冠を拡大しないで、
    切り返し主体の短・中梢せん定とし、樹勢を維持する。
    (表3)
  5. 10a当たりの栽植距離は、0.7x3.0m、植栽本数は500本前後を基本とする。
成果の活用面・留意点 コンテナ栽培技術は、(1)効率的な品種更新法、(2)土壌条件が不適地な地域での栽培、
(3)冷蔵庫等への移動が容易なため、周年栽培が可能、(4)コンテナごとの販売、リース
等差別化商品などへの活用が考えられる。
図表1 230316-1.gif
図表2 230316-2.gif
図表3 230316-3.gif
カテゴリ 栽培技術 挿し木 早期成園化 品種 ぶどう

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