タイトル |
カーネーションとオリエンタルハイブリットユリの組み合わせ生産システムと経済性試算 |
担当機関 |
山形県園芸試験場 |
研究期間 |
1992~1992 |
研究担当者 |
高橋道雄
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発行年度 |
1992 |
要約 |
- カーネーション夏秋切り作型+オリエンタルハイブリッドユリ春切り作型
- カーネーション春切り+オリエンタルハイブリッドユリ秋切り作型を開発し、組み合わせ生産システム別の経済性を試算した。
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背景・ねらい |
カーネーション及びユリ類の施設栽培は、専作経営が多く土壌劣悪化による連作障害 が発生しやすい。 そこで、寒地・寒冷地におけるカーネーションと近年品種が多く作出され需要が 見込まれるオリエンタルハイブリッドユリの有利な作型を開発し、それらを組み合わせた 生産システム技術を確立する。
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成果の内容・特徴 |
- 組み合わせ生産システム
- 適応品種
カーネーション: タンガ、ロマ、アルペンローズ、ララ ユリ: カサブランカ、スターゲーザー、ル・レーブ
- 栽植様式
カーネーション: 床幅1m、株間15cm、条間10cm、8条植え ユリ: 床幅1m、株間20cm、条間15cm、6条植え
- 冬季加温 10度C
- 経済性試算(10a当たり)
システム1: 粗収益8,361.8千円、労働時間2,973.5時間、所得率30.2%、 8時間当たり所得6,868円 システム2: 粗収益9,572.8千円、労働時間2,203.5時間、所得率36.9%、 8時間当たり所得9,916円
表1 作業別労働時間(10a当たり)表2 経営収支(10a当たり)
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成果の活用面・留意点 |
- 組み合わせ生産システムの確立により施設の有効利用が図られ、さらに連作障害の発生
を未然に防止することができる。
- 種苗費の低減を図るため、球根はりん片繁殖等による自家養成とするが、開花球までは
3年程度要するので計画的に無病球の養成につとめる。
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図表1 |
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カテゴリ |
カーネーション
寒地
経営管理
施設栽培
繁殖性改善
品種
ゆり
連作障害
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