前年収穫法を異にした夏切桑における施肥窒素の吸収利用

タイトル 前年収穫法を異にした夏切桑における施肥窒素の吸収利用
担当機関 福島県蚕業試験場
研究期間 1992~1992
研究担当者 野木照修
発行年度 1992
要約 前年収穫法が異なる夏切桑園では、春蚕期収穫物への春肥窒素の吸収取り込みが影響し、施肥窒素の利用率は春蚕期収穫量の多い場合で高かった。
背景・ねらい 夏切枝条は収穫枝が太いほど収量が多く、春蚕期の収量は前年の収穫法により異なる。
このことは貯蔵窒素の違い、あるいは春肥窒素の吸収がどの様に関与しているかについて
はあまり報告されていない。
そこで、前年の収穫法が異なる夏切桑園において、前年及び当年施肥窒素の収穫物への
取り込みを把握し、効率的な施肥法の基礎資料とする。
成果の内容・特徴
  1. 春蚕期収穫物は、前年春切がかなり多く、晩秋蚕期、翌年春蚕期収穫量もやや多かった
    (表1)。
  2. 春蚕期収穫物中の窒素に占める春肥由来の割合は、古条では明らかに前年春切が高かった
    が、新梢では大きな違いは認められなかった(表2)。
  3. 収穫物中の全体の窒素量も1.の収量と同様の傾向であった
    (表3)。
  4. 前年吸収した施肥窒素の翌春収穫物への取り込みは、前年春切で多かった
    (表3)が、その差は、収穫物中の全体の窒素量の差には
    相当しなかった。
  5. 春蚕期収穫物中の春肥窒素量は、前年春切が多く、前年春切は収量が多い分、春肥窒素を
    多く吸収したことが認められた(表3)。
  6. 晩秋蚕期及び翌年の収穫物中の施肥窒素量も前年春切で多かった
    (表3)。
  7. 施肥窒素の利用率は春肥、夏肥ともに前年春切で高く、その傾向は春肥で著しかった
    (表3)。
成果の活用面・留意点 効率的な施肥法のための基礎資料とする。
図表1 230364-1.gif
図表2 230364-2.gif
図表3 230364-3.gif
カテゴリ 肥料 施肥

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