タイトル |
サトイモ早掘り栽培法の機械化省力技術 |
担当機関 |
山形県農業試験場 |
研究期間 |
1992~1993 |
研究担当者 |
瀬野幸一
斉藤洋助
芳賀泰典
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発行年度 |
1992 |
要約 |
サトイモの早堀・機械化省力栽培における、種芋2分割苗移植、全期間マルチ栽培を行うために、高畦マルチャー、加工トマト用開口機を装着したタバコ移植機、コンベア式堀取機、回転ドラムロープ式子芋分離機を利用した機械化一貫体系を確立した。
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背景・ねらい |
本県の地域特産物であるサトイモの早期収穫と機械化による省力栽培を図り、規模拡大 と収益性を図る。
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成果の内容・特徴 |
- マルチ作業は、高畦マルチャーを使用することにより、無培土栽培で要求される畦高30cm
を確保できる。またこの時の理論作業量は、2人の組作業で15a/hr程度である。
- 移植作業は、種芋を2分割育苗したポット苗をたばこ移植機(植付部は加工トマト用)で
植付けが可能であり、2人の組作業で10a/hr程度の理論作業量である。 (図1)
- 収穫作業は、トラクター装着のコンベア式堀取機で、いもの損傷もなく収穫が可能であり、
この時の理論作業量は2人の組作業で8a/hr程度である。 (図2)
- 収穫時に茎を地上部から30~50cmのところで切り取り、茎をつけたまま収穫すること
により、堀取機でもマルチ剥ぎ取りに支障がなく、その後の 回転ドラムロープ式子芋分離機での子芋分離作業の際に作物体を保持することができる。
- 子芋分離作業は、回転ドラムロープ式子芋分離機で行い、この時の理論作業量は、
2人組作業で16.8ha/10aである。
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成果の活用面・留意点 |
- 植付精度を向上させるには、均一苗の使用と植付け土壌の砕土率を10mm以下、70%以上
とする。
- 「機械化省力に向けたサトイモの早堀栽培法」(H4東北地域「水田農業」研究成果情報)を
参照する。
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図表1 |
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図表2 |
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カテゴリ |
育苗
加工
機械化
規模拡大
さといも
水田
たばこ
トマト
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