セル成型樹脂トレイ利用全自動野菜移植機の性能

タイトル セル成型樹脂トレイ利用全自動野菜移植機の性能
担当機関 岩手県立農業試験場技術部
研究期間 1993~1993
研究担当者
発行年度 1993
要約 野菜移植機の一機種であるセル成形樹脂トレイ利用全自動移植機を用いてレタスについて検討した結果、移植の能率は、慣行作業の1/3~1/4と省力ができ、植付け精度も良好である。
背景・ねらい 農作業の機械化が進む中で、野菜栽培についてはほとんどが人力に依存している。
特に移植、収穫作業には多くの労力を要しており、
野菜栽培における効率的機械化栽培体系の確立が強く求められている。そこで、
全面マルチ栽培のレタスを対象にセル成型樹脂トレィを利用した移植機の性能に
ついて検討した。
成果の内容・特徴
  1. 10a当たりの作業能率は、2時問30分~3時間30分で慣行作業の1/3~1/4である
    (表1)。
  2. 植付け精度は、マルチカットされたほぼ中心に苗が移植され、
    欠株率は5%以下、植付け角度も良好である(
    表2、
    図1)
  3. 育苗は、1セル当たりの容量が15ml程度の
    200セルトレイを使用することにより、手植え並の品質を得ることができる
    (表3)
  4. 移植機の負担下限面積は、
    償却費等の移植機の費用総額が手植え労賃を下回る面積を試算すると、
    年間延べ定植面積5.3haであることから、概ね5haを目安とする。
成果の活用面・留意点
  1. 植付け角度が75度以下で変形球が多くなるので、適正な機械使用に努め、作業精度の向上を図る。
  2. 砕土が悪い場合やマルチ張り作業が悪いと移植精度に影響するので
    ていねいに行う。
  3. マルチ上面が濡れている場合は、マルチフイルムカットが
    うまく行われない恐れがあるので移植しない。
図表1 230428-1.gif
図表2 230428-2.gif
図表3 230428-3.gif
図表4 230428-4.gif
カテゴリ 育苗 機械化 栽培技術 栽培体系 野菜栽培 レタス

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