タイトル | やませ地域の主要大豆品種の低温抵抗性評価 |
---|---|
担当機関 | 東北農業試験場 |
研究期間 | 1993~1993 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1993 |
要約 | 開花期の低温処理による受精率及び結実性の低下度を検討し、品種特性分類審査基準における低温抵抗性区分への当てはめを試みた結果、抵抗性強の標準品種「キタムスメ」が指数79であったのに対し、「ワセスズナリ」は56、「スズカリ」は53で抵抗性中、「ナンブシロメ」は39、「フクナガハ」は37で抵抗性弱と判定される。 |
背景・ねらい | 岩手県北部から青森県にかかる地域は主要な畑作地帯であり、大豆栽培面積も比較的 大きいが、度重なる冷害の影響もあって、最近は栽培面積が減る傾向にあり、野菜作が 振興されている。しかし、畑の合理的利用を考えると大豆作振興方策の再構築も必要と 思われる。その一環として、低温年の収量と品質の安定化を図るため、主要品種の 低温抵抗性を評価した。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 | 大豆では莢付きが悪くなると莢先熟状態になり、収穫作業を困難にするほか、汚粒発生 の原因にもなる。やませ地域向けの品種には「キタムスメ」並の低温抵抗性を付与する ことの意義は大きい事が明らかになったが、ここでの評価は障害型冷害に限定したもの であることに留意する。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | 育種 大豆 抵抗性 抵抗性検定 凍害 品種 |