タイトル | 桑条靭皮繊維の利用による和紙表彰状の製造 |
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担当機関 | 福島県蚕業試験場 |
研究期間 | 1992~1993 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1993 |
要約 | 蚕糸業における副蚕物を有効に利用することを目的として、特に桑条皮層部の靭皮繊維を取出し、これを和紙の表彰状素材として加工利用する技術を確立しようとして細切した天蚕繭層を紙面にちりばめて製作したところ、新素材、新規用途の方法として認められる作品ができた。 |
背景・ねらい | 蚕業における桑条は、その桑葉が蚕の飼料として利用されるが、 残廃条については、一部堆肥として桑園に還元されるが、 そのほとんどは廃棄されている。古くは、有効利用の観点から桑条パルプや 和紙製造の研究もなされた。現在の蚕糸情勢に照らして、 桑条類・副蚕糸類を有効に利用するための技術開発は、緊急課題である。 本研究では、特に桑条皮層部の靭皮繊維を取出し、 これを和紙の表彰状素材として加工利用する技術を確立しようとした。 細切した天蚕繭層を紙面にちりばめて製作したところ、新素材、 新規用途の方法として認められる作品ができた。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 和紙の製造は、熟練を要するので、その技術の習得に努める必要がある。また、 白皮製造のみでも経営が成り立つ流通システムの確立が望まれる。 |
図表1 | ![]() |
カテゴリ | カイコ 加工 乾燥 桑 経営管理 |