傾斜ベルト式は種機を利用した、簡易明渠施工・鎮圧・逆転ロータリシーダ

タイトル 傾斜ベルト式は種機を利用した、簡易明渠施工・鎮圧・逆転ロータリシーダ
担当機関 福島県農業試験場
研究期間 1993~1993
研究担当者
発行年度 1993
要約 逆転ロータリの後部に傾斜ベルト式は種機、鎖圧ローラ及び簡易培土装置を装着した、「逆転ロータリシーダ」を開発した。この作業機は、麦・大豆・乾田直播水稲のは種が可能で、水田輪作におけるは種作業への適応性が高い。また、簡易明渠が施工できるため、は種床の地表排水が良好である。
背景・ねらい は種作業は、天候に左右されるため、
耕起からは種までの作業を統合化して行うことが望ましい。また、
作物の出芽率を高めるためには、は種床の砕土率が高く、
地表排水が良いことが必要である。このため、
簡易明渠施工装置と鎮圧装置を装着した「逆転ロータリシーダ」を開発した。
成果の内容・特徴
  1. 本機は逆転ロータリに、傾斜ベルト式は種機(MST‐11)・
    鎮圧ローラ(塩ビパイプ)・培土装置を装着した逆転ロータリシーダである
    (図1)。
  2. 培土装置により、中央部に深さ12cm、
    幅12~20cmの簡易明渠が作成できる
    (図2)。
    簡易明渠により、は種床中央部の土壌水分を低下させることができる
    (図3)。
  3. 逆転ロータリのため、は種床の砕土率が高い
    (表1)。
  4. は種機の種子繰り出し量は、ベルトの交換で、簡易に水稲、麦、
    大豆用に変更できる。また、条間の設定も簡易に行うことができる。
  5. 本機のは種作業能率は、9~14a/hである
    (表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 傾斜ベルト式は種機は、水平を保たないとは種精度が低下するので、
    3点リンクの調整を慎重に行う。
  2. 行程間の重ね合わせを特に注意する。
図表1 230567-1.gif
図表2 230567-2.gif
図表3 230567-3.gif
図表4 230567-4.gif
カテゴリ 乾田直播 水田 水稲 大豆 輪作

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