黒平雁喰だいず「BL18−P」の特性と栽培法

タイトル 黒平雁喰だいず「BL18−P」の特性と栽培法
担当機関 岩手県立農業試験場
研究期間 1994~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約 だいず「BL18-P」は、「二戸在来」から選抜された黒大豆(いわゆる雁喰豆)である。「玉山在来」と比べ、成熟期が 1週間前後早い早生で、主茎長は短く、分枝数は並、着莢数はやや多、百粒重は並、多収であり、品質が安定している。
背景・ねらい 岩手県の黒平大豆"雁喰豆"は吉兆を表すとして市場評価が高いが、
生産者の高齢化などから需要に見合った生産量が確保されていない。
また、黒大豆の多くは晩生の在来種を用いた慣行栽培で、
熟期の遅れなどから生産が不安定になりがちである。このような背景から、
生産者より要望の強かった早生の黒平大豆"雁喰豆"を育成した。
成果の内容・特徴
  1. 岩手農試において、早生で良質の黒平大豆(雁喰豆)の育成を主目標に、
    昭和 60年に収集した二戸市の在来種から純系選抜し、
    平成 6年に育成を完了した系統である。
  2. 成熟期は主産地玉山村の在来種(以下「玉山在来」と略称)より 7日早い
    (表1)。
  3. 主茎長は「玉山在来」より短く、分枝数は「玉山在来」並である。
    着莢数は「玉山在来」よりやや多く、百粒重は「玉山在来」並からやや小さい
    (表1)。
  4. 収量性は「玉山在来」よりやや優れる
    (表1)。
  5. 「玉山在来」と同等の加工適性を有す
    (表2)。
  6. 「玉山在来」と比較して百粒重の年次変動が小さい。
    遅延型冷害による未熟粒の発生は少なく、
    高温年における裂皮粒の発生も少ないので、品質が安定している
    (図1)。
  7. 播種適期は県中北部で 5月中旬~下旬、県南部で 6月上旬~中旬である
    (表3)。
  8. 栽植密度は 10a当たり 5,000~7,000本が適当である
    (表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 適用地域は高標高地を除く岩手県全域とし、
    加工施設を核とした栽培・利用体系により普及を図る。
  2. ダイズモザイクウイルス病とダイズシストセンチュウに対する
    抵抗性はないことから、アブラムシの防除及び輪作を行う。
図表1 230600-1.gif
図表2 230600-2.gif
図表3 230600-3.gif
図表4 230600-4.gif
カテゴリ 病害虫 加工 加工適性 大豆 抵抗性 凍害 播種 防除 輪作

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