無エルシン酸「キザキノナタネ」のドリル播栽培法

タイトル 無エルシン酸「キザキノナタネ」のドリル播栽培法
担当機関 青森県畑作園芸試験場
研究期間 1992~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約 無エルシン酸「キザキノナタネ」のドリル播きにおける播種適期は 9月上旬、播種量は10a当たり250gで多収が得られる。窒素施用量は 10a当たり基肥8kg、抽台期追肥4kgで最も多収である。
背景・ねらい なたねの収量向上には越冬前の生育量を十分に確保し、越冬後の苗立ち本数を増加させることである。「キザキノナタネ」は耐寒雪性が「カミキタナタネ」並であるが、ドリル播きにおける播種期、播種量及び窒素施用量の策定がなされていないことから、それらを明らかにする必要がある。
成果の内容・特徴
  1. 播種期別の越冬前生育量は早播きほど大きいが、越冬株率、苗立ち本数及び寒雪害抵抗性は9月中の播種では差が認められない(表1)。
  2. 「キザキノナタネ」のドリル播きにおける播種適期は9月上旬で、晩播になるに従って減収する(図1)。
  3. 播種量別の子実収量は、10a当たり250gが最多収で、9月上旬播きで10a当たり662kgである(図2)。
  4. 窒素の施用量は、10a当たり基肥が8kg、抽台期の追肥が4kgで多収が得られる(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 適用地域は青森県全域とする。
  2. やむを得ず晩播き(9月下旬播き)となる場合は、9月上旬播きの播種量より50%増の370g程度にする。
図表1 230606-1.gif
図表2 230606-2.gif
図表3 230606-3.gif
図表4 230606-4.gif
カテゴリ 肥料 収量向上 抵抗性 なたね 播種

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