深耕機の改良による雨よけハウス内の土壌物理性改善

タイトル 深耕機の改良による雨よけハウス内の土壌物理性改善
担当機関 岩手県立農業試験場
研究期間 1994~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約 改良型(オフセット型)深耕機を利用することにより、雨よけハウスの左右両側間近まで深耕が可能である。
背景・ねらい 雨よけハウスにおいては、トラクタ装着型の深耕機械では車高等の関係で、
屋根部分が低いハウスの左右両側間近までは、深耕が難しいのが現状であった。
そのため、ハウスの左右両側間近まで深耕可能な機械の開発改良を行い、
併せて雨よけほうれん草ハウスにおける機械の性能等について明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 機械の改良内容及び性能
    1. S社トラクタ装着型深耕機(機種:TR-4090)をトラクタの右側に最大40cm
      移動させて(オフセットさせて)装着できるように改良を加えた。
      (表1,
      図1)
    2. この機会を使用した場合の最大耕深は40cm、作業幅は90cmであり、
      全耕した場合の1a当たりの作業能率は約26分である。(データ省略)
  2. 深耕の結果
    1. 下層まで混層されることにより、耕盤の消滅、気相率の増加、
      緻密度の低下、透水性の改良、易有効水分孔隙量の増加など、土壌物理性が
      改良される。(
      表2,
      表3)
    2. 深さ40cmまでの全層で、保持される有効土壌水分の多いことが認められた。
      (表3)。
成果の活用面・留意点 本気の使用は礫の少ない圃場に限定し、破損するおそれがある圃場では使用しない。
図表1 230637-1.gif
図表2 230637-2.gif
図表3 230637-3.gif
図表4 230637-4.gif
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