リンゴ選果施設の整備による多様な労働力の活用

タイトル リンゴ選果施設の整備による多様な労働力の活用
担当機関 青森県農業研究推進センター
研究期間 1994~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約 リンゴ選果場に光センサー選果機やプールラインを導入することで、未熟練労働力を多く活用できるようになり、周辺都市の潜在労働力にまで雇用範囲が拡大され、リンゴ産地の労働力不足を緩和することができる。
背景・ねらい リンゴ産地では、産地間競争にも対応するため、経営規模拡大を図りコストを
下げることが求められている一方、収穫期等の農繁期には労働力の不足が大きな
問題となっている。
これらの解決策として、選果作業の農協委託や選果施設の整備、
潜在労働力の堀り起こし等の対応がなされている。このような選果施設の整備は、
選果作業の合理化を図ることにより、農家では収穫作業に専念できるとともに、
選果施設では都市部等に潜在する雇用の容易な未熟練労働力の活用が可能となり、
労働力不足が軽減される。
成果の内容・特徴 S農協の事例調査に基づき、光センサー選果機やプールラインを設置するなど
選果施設の整備による効果を重量選果機による場合との比較で明らかにした。
  1. リンゴの選果作業は、段ボール製函・原箱搬入から製品運搬・現場見回りの
    8工程にわたる一連のシステム化された流れ作業となっている。
    この選果場の1日当たりの処理能力は、作業員70人が配置されると
    3,920箱である。
    従前の重量選果機の場合と比べると、選果・箱詰めや製品仕分け作業等が
    大幅に省力化されたため、作業員1人当たりの作業能率は倍増している。
    (表1)
  2. これらリンゴ選果作業の中には、作業に熟練を要する部署と未熟練労働者が
    加わってもよい部署とがあり、熟練者が担当する部署は30人、
    未熟練者が加わってもよい部署は40人となっている。従前の重量選果機に比べると、
    全体の作業人員にはほとんど変化がないものの、未熟練労働力が
    加わってもよい部署は10人の拡大が図られている。
    (図1)
  3. この結果、この選果場では、運搬機械を操作する常雇(男子)や
    村内の農家・村外K農協の農家のほか、弘前市の団地主婦や女子大生等の
    非農家などの多様な労働力を選果作業員として雇用している。
    このうち熟練していない非農家からの雇用者数は、
    年間3,000人(団地主婦2,900人、女子大生100人)であり、
    雇用労働力全体の13.7%を占めている。
    (表2)
成果の活用面・留意点 対象地における選果作業については、全く経験のない人でも概ね3か年程度で
熟練するとされており、作業員の熟練度を出身や雇用法方法だけで判別することは
適当でなく、経験年数等にも留意する必要がある。
図表1 230642-1.gif
図表2 230642-2.gif
図表3 230642-3.gif
カテゴリ 規模拡大 経営管理 コスト 省力化 りんご

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