わい性台リンゴ強樹勢園における間伐と樹形改善の効果

タイトル わい性台リンゴ強樹勢園における間伐と樹形改善の効果
担当機関 宮城県園芸試験場
研究期間 1994~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約 樹勢が強くなりすぎ生産性の低下しているリンゴ園地で、間伐を実施し、樹形を上枝強調型にすることによって、花芽着生の向上、収量の安定、果実品質の向上が可能である。
背景・ねらい 近年、M26台等のわい性台木を使用した園地で、裁植距離が狭く、
「ふじ」等の樹勢の強い品種を栽培した場合、
10年生を越えると樹勢が極端に強くなり、
花芽着生の不足、収量の低下、品質の低下等の問題が生じている。
このような園地における間伐の効果と間伐後の最適な樹形を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 強樹勢化によって、品種本来の品質や収量が得られない園地では、
    列方向に1樹毎に間伐する。
  2. 間伐しただけでは、樹冠内の光環境の改善効果は2~3年しか持続しないので、
    樹形を改造する。
  3. 間伐後の樹形は上枝強調型が良い。
    上枝強調型への移行は以下の手順で実施する。
    1. 主幹の高さ2~2.5mから発生している大きめで、発生角度が水平に近い勢力の強い
      側枝を2~4本選び、列方向に誘引し、主枝候補枝とする。
    2. 主枝候補枝より下から発生している側枝は、年数をかけて切り落とす。
    3. 主枝候補から上の主幹、側枝も、徐々に切り下げる。
  4. 間伐して残した樹は、間伐しない園地の樹より花芽着生率や収量が高く、
    1果重が大きく、糖度などの果実品質も向上する。
表1 樹形が「ふじ」の花芽率に及ぼす影響
表2 樹形が「ふじ」の収量と果実品質に及ぼす影響
図1 間伐と樹形改造の模式図
成果の活用面・留意点 主枝候補枝の育成中は、収量を落とさないように下部の側枝も利用する。
樹形改造中は比較的強せん定になるので、徒長枝切り等の夏期管理を徹底する。
また、着果部位が樹冠の上部に集中するので、支柱立てを行う。
カテゴリ シカ 台木 品種 りんご

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