日本ナシ輪紋病菌に対する果実の感受性の変動と発病

タイトル 日本ナシ輪紋病菌に対する果実の感受性の変動と発病
担当機関 福島県果樹試験場
研究期間 1989~1993
研究担当者
発行年度 1994
要約 ナシ輪紋病菌に対する果実感受性は、果実肥大生長とともに変化し、「幸水」では6月上旬~8月上旬。「豊水」では6月上旬~7月中旬まで高い水準にあり、その後急激に低下した。「幸水」に比べ「豊水」では早い時期から感受性が低下し、品種間で果実感受性時期に差異のあることが明らかとなった。
背景・ねらい ナシ輪紋病の主な感染時期は6月下旬~7月中旬頃の梅雨期であるが、
発病するのは収穫期近くになってからであり、発病してからの防除対策はない。
そこで本病原菌に対する果実感受性の変化を明らかにすることによって、
薬剤防除の効率化を図る。
成果の内容・特徴
  1. 輪紋防菌に対する
    幸水の果実感受性は、調査を行った3カ年とも試験開始直後の6月上旬~8月上旬まで高い水準にあり、
    収穫期に近づくにしたがって果実感受性は急激に低下した。
  2. 豊水は
    1992年及び1993年とも試験を開始した6月上旬からの発病果率は幸水ほど
    高まらなかった。7月上旬までは比較的高く推移し、
    7月中旬以降急激に低下した。豊水は幸水に比較し、早い時期から果実感受性が
    低下するものと考えられた。
  3. ナシ輪紋病菌に対する果実感受性変化は年次間のふれが少なく、
    同様の経過を示した。
    幸水と豊水の品種間では時期的な果実感受性変化に差異のあることが明らかとなった。
    また豊水は幸水に比べると現地における本病の発病はかなり少なく、
    本病に対する果実感受性変化と密接に関係するものと考えられた。
成果の活用面・留意点 幸水および豊水のナシ輪紋防菌に対する果実感受性の高い時期が判明したので、
この時期を重点防除時期として的確な防除対策をとることが可能となった。
図表1 230680-1.gif
図表2 230680-2.gif
カテゴリ 病害虫 日本なし 品種 防除 薬剤

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