隔離床を利用したイチゴの花粉分化促進法

タイトル 隔離床を利用したイチゴの花粉分化促進法
担当機関 福島県農業試験場
研究期間 1994~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約 隔離床に配置したランナーに、遮光遮熱フィルムで短日処理を行うことによりイチゴの花芽分化が促進され、11月からの早出しが可能となる。比較的大苗の方が花芽分化が早く、収量も多い傾向であった。
背景・ねらい イチゴの促成栽培のために、様々な花芽分化促進法が開発されているが、育苗に手間が
かかり、高価な施設を必要とするものが多い。そこで、安価な施設で、省力的に花芽を
分化させる方法を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 親株をコンテナに定植し、発生したランナーを隔離床に配置し養成する。苗数を確保
    したところで親株から子苗を切り離し、遮光遮熱フィルムを利用して日長8時間の
    短日処理を行う
    (図1,表1)。
  2. 上記の処理により、花芽分化が促進され、11月からの早出しが可能になった。大苗
    (葉数4枚以上)の方が花芽分化が早く収量も多い傾向にある
    (表2,図2)。
  3. 収量性からみて、短日処理の開始時期は7月20日頃が適当である。
成果の活用面・留意点
  1. 無仮植育苗であるため、苗のバラツキが大きい。定植には大きめの苗(葉数4枚以上)
    を揃えて使用し、確実に活着させる。
  2. 短日処理中に苗が消耗しやすいため、液肥を施してもよい(隔離床1.0平方メートル
    当たり窒素量1~2kg程度)。
図表1 230705-1.gif
図表2 230705-2.gif
図表3 230705-3.gif
図表4 230705-4.gif
カテゴリ 育苗 いちご 栽培技術

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