ラークスパーの加温栽培による促成効果

タイトル ラークスパーの加温栽培による促成効果
担当機関 秋田県農業試験場
研究期間 1993~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約 ラークスパーの加温による生育・開花促進効果は、入室時期が早いほど顕著に認められ、入室時期を1月にすることにより、4月上旬からの開花が可能となる。
背景・ねらい ラークスパーは本県に導入されてから日が浅く、作型は季咲きが主体であり、収穫期間
が限られている。このようなことから、作期拡大による長期継続安定出荷を図るため、
促成春切り栽培における加温開始時期が、生育、開花に及ぼす影響について検討した。
成果の内容・特徴 試験方法
  1. 加温施設への入室が早いほど草丈の伸長開始が早く、無加温では入室時期による違いは
    あまりなく、いずれも4月中旬以降と遅れる
    (図1)。
  2. 1月入室(加温)では、平均抽苔日、出蕾日、開花期の前進は著しい。無加温栽培では、
    入室時期が早いと逆に遅延する(表1)。
  3. 切花長は、1月入室で加温が無加温よりやや長いが、2~3月入室では、逆に無加温で
    いずれも長くなる。分枝数、花蕾数、切花重は無加温でまさり、その他の形質は
    加温、無加温の違いによる大きな差はない
    (表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 育苗中の夜温は10度C以上を確保する。
  2. 加温栽培は最低15度Cで管理する。
  3. 立枯病防除のため土壌消毒は必ず行う。
図表1 230715-1.gif
図表2 230715-2.gif
図表3 230715-3.gif
図表4 230715-4.gif
カテゴリ 病害虫 育苗 出荷調整 立枯病 土壌消毒 防除 ラークスパー

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