水稲の晩生・強稈・良食味奨励品種候補「東北150号」の採用

タイトル 水稲の晩生・強稈・良食味奨励品種候補「東北150号」の採用
担当機関 宮城県農業センター
研究期間 1995~1995
研究担当者
発行年度 1995
要約 水稲奨励品種候補「東北150号」は、晩生、強稈、良食味の粳種である。宮城県稲作における冷害の危険分散と収穫期間の拡大を図るため奨励品種に採用する。
背景・ねらい 宮城県では、近年の異常気象により、障害不稔や倒伏が頻発し作柄や品質の変動が著しい状況にある。また、うるち品種の作付面積割合のうち98%を中生品種が占め、成熟期が集中して、適期刈取りが困難となり、一部には刈遅れて品質の低下をまねき、宮城米の市場評価を下げる一要因となっている。このため、冷害の危険分散と、収穫期間の拡大を図ることを目的に、良質晩生品種が強く求められている。
成果の内容・特徴
  1. 「東北150号」は、中生種の「ササニシキ」より出穂期で7日程度、成熟期で7~10日遅い晩生種である。
  2. 耐倒伏性「強」の中間型品種で、特に、多肥条件で収量が安定して高い。
  3. 外観品質及び食味ともに「ササニシキ」に優る。
  4. 宮城県の南部平坦、北部平坦地帯と仙台湾沿岸地帯のうち県南部地域が適応地帯で、約8,000haの作付が期待できる。
    (具体的データ)
成果の活用面・留意点
  1. 穂ばらみ期が低温に遭遇することが極めて少なく、冷害の危険分散が図られる。
  2. 「ササニシキ」等の中生種より収穫期が1週間以上遅いので、収穫労力の分散が可能となる。
  3. 耐冷性は弱であるので、県南部で生育が早まると冷害危険期に低温に遭遇することがあるので早植えは避ける。また、危険期に低温が予想される時は深水管理を徹底する。
図表1 230753-1.gif
カテゴリ 水稲 凍害 品種 水管理 良食味

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