稲品種「はえぬき」のケイ酸濃度と穂いもち病発生程度

タイトル 稲品種「はえぬき」のケイ酸濃度と穂いもち病発生程度
担当機関 山形県立農業試験場
研究期間 1995~1996
研究担当者
発行年度 1995
要約 「はえぬき」の穂揃期における茎葉ケイ酸濃度を8%以上確保することができれば、穂いもち病発生程度を10%程度軽減することが可能である。
背景・ねらい 近年、環境保全型農業の推進に伴い各種資材による土づくりが重要視されてきている。一方、これらの資材の連用施用による養分蓄積が土壌環境への負荷となることも懸念されている。そこで土壌蓄積養分(ケイ酸)の効果を適正に評価し、その有効な活用の方法を開発し資材の効率的な施用を図る。
成果の内容・特徴
  1. 穂揃期の茎葉窒素濃度が1~2%の場合、茎葉ケイ酸濃度を8%以上確保すれば穂いもち病を発生度を10%前後軽減することができる(表1、図1)。
  2. 穂揃期の茎葉ケイ酸濃度が6%以下のレベルでは、穂いもち病の発生度は稲体窒素濃度に比例して増加する(表1、図1)。
  3. 土壌可給態ケイ酸含量が30mg/100g乾土を下回ると穂いもち病被害度が増加する(図2)。
成果の活用面・留意点
  1. 対象品種は「はえぬき」とし、県内全域に適用する。
  2. 県病害虫防除基準による通常防除を前提とする。
図表1 230770-1.gif
図表2 230770-2.gif
カテゴリ 土づくり 肥料 病害虫 いもち病 土壌環境 病害虫防除 品種 防除

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