葉茎菜類のセル育苗における超微粒コーテング肥料の利用技術

タイトル 葉茎菜類のセル育苗における超微粒コーテング肥料の利用技術
担当機関 秋田県農業試験場
研究期間 1995~1995
研究担当者
発行年度 1995
要約 春どりキャベツ、夏どりネギ、春播きタマネギのセル育苗において、育苗培土に被覆肥料を混合すると、苗の生育が勝り、定植後の生育促進がみられ、多収となる。
背景・ねらい 葉茎菜類のセル育苗において、育苗培土の養分の過不足による苗の生育や、定植後の活着不良が問題となっている。そこで、苗の生育の安定化と活着及び初期生育の促進を図るため、セルトレイにおける被覆肥料の利用法を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 春どりキャベツにおいては育苗培土へ超微粒コーテング肥料を混合すると、育苗日数23日では苗生育への影響は少ないが、育苗日数35日では苗生育が良くなる。定植後の初期生育はいずれの育苗日数とも良くなる。添加量は培土1 l当たり2gが良い(表1)。
  2. 夏どりネギでは、同様に2g/培土1 lの添加により苗生育が良くなる。定植後の生育は肥料添加により128穴、200穴とも勝り、収量は重量、良品(太さ)割合が高まる(表2)。
  3. 春播きタマネギでも2g/培土1 lの添加により苗生育が良くなる。定植後の生育は肥料添加により128穴、200穴とも勝り、200穴でも肥料の添加により128穴無添加並の大玉、多収が得られる(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 良苗及び初期生育向上により、早どり、安定、多収栽培が可能となる。
  2. 気象条件等により定植期が遅れても、肥効の持続により苗の老化が防げることから、作業幅が拡大され、作業体系の安定化が図られる。
  3. 1g当たり約350粒と微粒であるが、培土への混合は均一に行う。
図表1 230827-1.gif
カテゴリ 肥料 育苗 キャベツ 栽培技術 たまねぎ ねぎ

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