タイトル |
コマツナの冬期無加温生産技術 |
担当機関 |
青森県農業試験場 |
研究期間 |
1994~1995 |
研究担当者 |
|
発行年度 |
1995 |
要約 |
コマツナを10月中旬~1月中旬に溝底は種し、不織布のべたがけ及び不織布等のトンネルがけすることによって、無加温でも11月上旬~3月上旬に上物収量を2.2~3.6t/10a収穫できる。
|
背景・ねらい |
最近、耐雪型パイプハウスの導入によって、積雪地帯においてもハウスの周年利用が要望されている。しかし、無加温でも導入可能な作目とその栽培技術の解明が十分なされていない。そこで、コマツナを冬期に収穫できるは種期と保温方法の検討を行った。
|
成果の内容・特徴 |
- 10月中旬まきでは、溝底は種することによって、不織布(パスライト)べたがけ下の保温が高まり、生育が促進され収量が高まる。は種後20日位からべたがけに使用した不織布をトンネルがけに使用することによって、11月下旬に上物収量を2.2t/10a程度収穫できる(表1、表2、表3)。
- 11月中旬まきでは、溝底は種して、不織布をべたがけし、は種後1ケ月にトンネルがけにすることによって2月中旬に上物収量を3.6t/10a程度収穫できる(表3)。
- 1月中旬まきでは、溝底は種して不織布をべたがけし、さらにポリトンネルがけし、は種後1ケ月にポリフィルムを除去して、べたがけした不織布をトンネルがけにかえることによって、3月上旬に上物収量を2.3t/10a程度収穫できる(表3)。
|
成果の活用面・留意点 |
- 耐雪型パイプハウス内で栽培する。
- 厳寒期はサイドカーテンで保温する。
|
図表1 |
 |
カテゴリ |
こまつな
栽培技術
|