中生・大莢良食味えだまめ新品種「滝系C7」の特性

タイトル 中生・大莢良食味えだまめ新品種「滝系C7」の特性
担当機関 岩手県立農業試験場
研究期間 1995~1995
研究担当者
発行年度 1995
要約 「滝系C7」は、岩手県立農業試験場で育成された、収穫期が「ふくら」並の中生のえだまめ品種で、莢の長さ、幅及び食味が「ふくら」よりも優る大莢で食味のよい品種である。また、上莢及び3粒莢の割合が高いことから選別が容易である。
背景・ねらい 岩手県産のえだまめは、莢の大きさや厚みがやや不足していることから、莢の大きな品種が求められていた。特に、主力となる夏期出荷の中生品種の中で、莢の小さな「ふくら」、「美園グリーン」等に代わって、産地評価の向上につながる、大莢で良食味の品種の育成が望まれていた。
成果の内容・特徴
  1. 「滝系C7」は、昭和60年に岩手県立農業試験場において、中生で多収の「ふくら」を母に、晩生で大莢の「夕鶴」を父として交配し、以後、選抜、固定をはかり育成した品種である。
  2. 収穫適期が「ふくら」並の中生品種である。
  3. 莢の長さ及び幅は「ふくら」や「美園グリーン」より大きい。
  4. 上莢率が高く、上莢中の完全莢率及び多粒莢率も高い。このことから選別作業が容易である。
  5. 甘さ及び香りが優れ、食味は「ふくら」より優る。
    (1.「滝系C7」の特性概要)
成果の活用面・留意点
  1. 適応地帯は、高標高地及び高冷地を除く岩手県下全域である。
  2. ウイルス病及びダイズ黒根腐病に抵抗性を有しないことから、連作を避け、アブラムシの防除を行う。
図表1 230846-1.gif
カテゴリ 病害虫 えだまめ 黒根腐病 出荷調整 新品種 大豆 抵抗性 品種 防除 良食味

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