NAPASSデータを活用した青果物市況表示システム

タイトル NAPASSデータを活用した青果物市況表示システム
担当機関 山形県立農業試験場
研究期間 1995~1996
研究担当者
発行年度 1995
要約 パソコン通信等により公開されている青果物市況情報(NAPASS)データを活用し、表計算ソフトを用いて、山形県産青果物と市場計の入荷量と平均価格の推移の市況図を簡易に表示するシステムを作成した。
背景・ねらい 産地が野菜のマーケティングをたてるに際して、青果物市況を分析し検討することや、新規に導入する品目の市況推移を事前に把握することが不可欠である。そこで、市場毎の入荷量と平均価格の推移を簡易に表示できるシステムを作成し、野菜作産地の育成強化に資する。
成果の内容・特徴
  1. 表計算ソフト(Microsoft Excel Ver.5)のマクロを用いて、青果物市況情報(NAPASS)データを活用し任意の市場における入荷量と平均価格について市場計と山形県産を比較する市況図を簡易に作成するシステムを作成した。
  2. 内容:青果物市況情報(NAPASS)データの任意の市場における入荷量と平均価格について市場計と山形県産を比較する市況図を作成する。
    マクロの種類:①旬別1カ年市況図作成(図2)、②月別3カ年市況図作成(図3)。なお、山形県産の出荷のない市場についても、市場計の入荷量・平均価格の市況図は表示される。
  3. 使用方法(図1):
    1. NAPASS(EI-NET外部データベース)から、必要なデータを検索、集計、ダウンロードする。
    2. ワープロソフト・エディタ・表計算ソフト等により、ダウンロードしたデータを加工する。
    3. 青果物市況表示システムのファイルを開き、ダウンロードしたデータファイルを取り込む。
    4. 目的のマクロを実行すると青果物市況図が表示される(Excelのグラフ)。表示された市況図はワープロソフト文書等に貼り付け(コピー&ペースト)、指導資料等に活用できる。
成果の活用面・留意点
  1. ①特定市場における山形県産の市場シェア及び価格差による市場優位性の検討、②市場入荷量と価格推移による作型等の生産・出荷対応の方向性の検討、③新規品目の市況推移の事前検討を産地が行う際に活用できる。
  2. NAPASSデータの利用は、普及情報ネット(EI-NET)等にアクセス可能な端末に限られる。NAPASSの概要、蓄積データ、検索方法等は、「青果物市況情報(NAPASS利用の手引き)」平成6年10月(社)全国農業改良普及協会を参照のこと。
  3. 他県で利用する場合には、ワークシート上の産地コード等の一部修正が必要となる。
図表1 230906-1.gif
図表2 230906-2.gif
図表3 230906-3.gif
カテゴリ 加工 出荷調整 データベース

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる