タイトル |
産業用無人ヘリ空撮による栽培管理情報収集技術 |
担当機関 |
東北農業試験場 |
研究期間 |
1996~1996 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1996 |
要約 |
産業用無人ヘリを活用し、1ha規模の大区画圃場全体を簡便かつ容易に空撮することができ、比較的高品質の写真が即日で得られる。この写真から水稲の生育状況等を適期に面的に把握し、栽培管理情報として利用できる。
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背景・ねらい |
大区画圃場において品質や安定生産性の向上を図るためには、 従来の生育診断手法に加えて、圃場内の生育状況を面的に把握した上で、 圃場条件・作物生育状況に応じた適切な栽培管理が必要である。 そこで、防除作業等に利用されている産業用無人ヘリを活用し、 水稲生育状況やその圃場内変異を把握する技術を開発した。
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成果の内容・特徴 |
- 産業用無人ヘリによる空撮は、
撮影者が空撮システムから送信されるビデオ映像をTVで見て(UHF13ch使用)、 撮影範囲の確認やオペレータへの指示を行うことで、 高度約200mから1ha規模の大区画圃場全体を簡便かつ容易に撮影でき、 比較的高品質の写真が得られる(図1, 2)。
- 空撮写真から、欠株の発生状況や直播での苗立の疎密、葉色や熟色の変異、倒伏等の
栽培管理者が直観している生育状況を面的に把握することができる。 写真は即日現像してすぐに見られるので、 栽培管理者が必要とする情報を適期に収集し、栽培管理の判断材料に利用できる。
- 空撮写真からイメージスキャナにより、
地上分解能5cm程度のデジタル画像が得られる。 この画像をRGB階調値で演算処理することにより、 地上調査では困難な散播直播圃場全面の苗立状況の変異や植被率等を 数量的に評価できる (図3)。
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成果の活用面・留意点 |
- 写真の解像度の点で6×8判カメラの利用が望ましいが、
通常の35mm一眼レフカメラを使用することで、 30万円程度の安価な空撮システムを構成することができる。
- 産業用無人ヘリの操縦は、
高度を要する空撮時と低空での防除作業時とでは大きく異なるため、 オペレータは別途空撮の練習が必要である。
- 空撮は晴天の微風条件下で行うことが望ましい。
生育初期には撮影時に水面の反射や雲の写り込みに対する注意が必要である。
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図表1 |
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図表2 |
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カテゴリ |
病害虫
栽培技術
診断技術
水稲
防除
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