タイトル |
畜産由来肥料データベース |
担当機関 |
営農技術研究室(旧岩手県立農業試験場県北分場) |
研究期間 |
1995~1996 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1996 |
要約 |
畜産由来肥料、データベースを作成した。資材の養分含量、畑地での窒素無機化特性、資材の製法、流通に関する情報頭を登録してあり、目的に応じた資材選択が容易である
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背景・ねらい |
畜産排泄物を主体とした肥料(以下畜産由来肥料)は畜種だけでなく、 副材料の種類や量、及び製法等によってもその性格が異なるため、 個々の農家が窒素発現特性の予測を行うのは難しい。 地域資源を有効に活用した農業を展開する上で、 畜産由来肥料の適正な使用方法や製造・流通に関する情報の提供が求められている。
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成果の内容・特徴 |
- 培養試験と圃場試験から、資材の畑地での窒素無機化特性を3段階に区分し、
養分含量や製法・流通に関する情報と併せて作成した、 畜産由来肥料データベースである。 図1 畜産由来肥料データベースの構成 - 約60種類の資材について、製法等の調査データ約27項目、
乾物当たり分析データ15項目、現物当たり分析データ19項目、 合わせて約60項目のデータが登録してある。 それぞれの項目別に表示・印刷及び、新たなデータの登録ができる。 乾物当たり分析ファイルと現物当たり分析ファイルでは、主要養分の濃度や 畑地での窒素無機化特性等10項目(内8項目共通)による検索が可能で、 目的に応じた資材選択が容易である。 具体的データ
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成果の活用面・留意点 |
- 県内に豊富に生産される畜産由来肥料の有効活用が促進される。
- 資材の畑地での窒素無機化特性区分を目安とすれば、
資材特性を活かした施用により、過剰施肥等による環境負荷の軽減に役立つ。
- 水田と畑地では、無機態窒素の肥効や有機物の分解速度等が異なるので、
水田での窒素無機化特性については今後の検討が必要である。
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図表1 |
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図表2 |
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カテゴリ |
肥料
水田
施肥
データベース
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