地域特産えだまめの被覆処理・移植による収穫期前進

タイトル 地域特産えだまめの被覆処理・移植による収穫期前進
担当機関 青森県畑作園芸試験場
研究期間 1997~1999
研究担当者
発行年度 1997
要約 地域特産えだまめ「園枝5号」、「園枝14号」は、不織布トンネル処理、ポリマルチ処理及びこれらの移植栽培を組み合わせることにより、収穫期が1~2週間早まり、収穫始期や収穫適期が8月上中旬になる。
背景・ねらい 良食味、晩生の在来種「毛豆」へのガンマ線照射処理系統から選抜された
早生の「園枝5号」及び「園枝14号」の登場で、
地域特産えだまめシリーズは8月下旬からの出荷が可能になった。
そこで、さらに市場価格の高い8月上旬から切れ目なく出荷できる栽培体系を確立し、
県産えだまめのブランド化を促進するため、
不織布トンネル処理、ポリマルチ処理及び移植栽培を組み合わせ、
収穫始期及び収穫適期の前進化について検討した。
成果の内容・特徴
  1. 「園枝5号」では、[不織布トンネル処理+ポリマルチ処理+移植]栽培が
    普通栽培に比べ、開花期、収穫期が2週間程度早まり、
    収穫始期~収穫適期が8月上旬になる(表1)。
  2. 「園枝14号」では、同様に開花期、収穫期が2週間程度早まり、
    収穫始期が8月上旬、収穫適期が8月中旬になる
    (表1)。
  3. 不織布トンネルやポリマルチ処理により、
    地上部重、草丈、主茎長等が普通栽培よりまさり、生育が旺盛になる
    (表2)。
  4. 収穫適期における上物収量比率は、不織布トンネルやポリマルチ処理した場合に、
    「園枝5号」では普通栽培に比べてやや減少するが、
    「園枝14号」では概ね同等である(表3)。
成果の活用面・留意点 地上部の生育が旺盛になる場合は、倒伏の防止策を講じる。
図表1 231099-1.gif
図表2 231099-2.gif
図表3 231099-3.gif
カテゴリ えだまめ 栽培体系 出荷調整 良食味

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる