タイトル |
岩手県北部におけるアワ、ヒエ、キビの優良系統 |
担当機関 |
岩手県農業研究センター |
研究期間 |
1992~1997 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1997 |
要約 |
アワ「虎の尾」、「大槌10」、ヒエ「軽米在来(白)」、キビ「田老系」、「釜石16」は岩手県北部に適し、収量・品質の面において優れる。
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背景・ねらい |
アワ、ヒエ、キビの栄養価が再評価され、機能性も明らかになってきている。 また、ほとんどが無農薬の栽培であり、消費者の健康食志向から需要が伸びている。 このような情勢に対応して、本県では新需要穀類の生産振興を図っており、 アワ、ヒエ、キビの優良系統の選定が求められていた。
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成果の内容・特徴 |
品種・系統の特性
- アワ
- 「虎の尾」は原粒色が黄、精白粒色が黄の粳種で、穂型は円筒型、稈長は150cm、
穂長は40cm程度であり、出穂期は8月上旬、成熟期は9月中旬~10月上旬である。
- 「大槌10」は原粒色が黄、精白粒色が乳白の糯種で、穂型は円筒型、稈長は140cm、
穂長は20cm程度であり、出穂期は8月上旬~中旬、成熟期は9月中旬~10月上旬である。
- ヒエ
- 「軽米在来(白)」は原粒色が灰褐色、精白粒色が淡黄褐色の粳種で、
穂型は紡錘型、稈長は150cm、穂長は15cm程度であり、 出穂期は8月上旬~中旬、成熟期は9月上旬~下旬である。
- キビ
- 「田老系」は原粒色が黄褐色、精白粒色が黄白色の粳種で、
穂型は寄穂型、稈長は140cm、穂長は40cm程度であり、 出穂期は7月下旬~8月上旬、成熟期は9月上旬~下旬である。
- 「釜石16」は原粒色が褐色、精白粒色が黄白色の糯種で、
穂型は平穂型、稈長は130cm、穂長30cm程度であり、 出穂期は8月上旬、成熟期は8月下旬~9月下旬である。
表1 生育ステージ及び収量 表2 品質及び特徴
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成果の活用面・留意点 |
特性は岩手県北部での栽培におけるものである。
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図表1 |
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図表2 |
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カテゴリ |
病害虫
あわ
機能性
きび
農薬
ひえ
品種
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