夏そばの早期播種と収穫適期

タイトル 夏そばの早期播種と収穫適期
担当機関 秋田県農業試験場
研究期間 1997~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 秋田県内におけるキタワセソバを用いた夏作そば栽培では、播種期が早いほど成熟特性が良好で、主茎長が短く、子実重歩合が高くなる。収穫適期は開花後35日から45日頃である。
背景・ねらい 秋田県内では、地域特産作物としてそばの作付けが順調に伸びてきているが、
生産量に比べ需要が多く、原料としてのそば粉は不足しがちである。
そばの生産拡大には
輪作体系に夏作そばを組み入れることも1つの有効な手段である。
ここでは、コンバイン収穫を前提とし、
成熟特性の面から最適な収穫時期について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 子実の成熟度(黒化率)は、開花後日数(開花始期後の日数)の二次式で表される
    (図1)。
  2. 収穫適期の指標となる黒化率は、播種期が早い程、登熟が速やかに進んで高くなり、
    播種の遅延に伴って登熟が緩慢になり、低くなる
    (図1)。
  3. 播種適期は4月中旬から下旬のなるべく早い時期である。
    播種が遅延すると植物体が大きくなって倒伏程度が増大し、子実重歩合も低下する
    (表1)。
  4. 開花後35~45日頃が収穫適期となり、脱粒や未熟による減収が少なくなる。
    なお、この時期における黒化率は80%程度である
    (図1、図2)。
成果の活用面・留意点
  1. 地域は秋田県沿岸少雪地帯、品種キタワセソバに適用。
  2. 収穫時期が梅雨期と重なるため、収穫後の乾燥には十分注意する。
図表1 231102-1.gif
図表2 231102-2.gif
図表3 231102-3.gif
カテゴリ 乾燥 生産拡大 そば 播種 品種 輪作体系

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる