新開発マルチフィルム回収機の野菜栽培跡地での実用性

タイトル 新開発マルチフィルム回収機の野菜栽培跡地での実用性
担当機関 青森県農業試験場
研究期間 1997~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 新開発マルチフィルム回収機は、野菜栽培跡地の使用済マルチフィルム回収をオペレーター1人で出来、回収作業中のフィルム切れはなく、労働時間が人力回収の25~40%に短縮され実用性が高い。
背景・ねらい だいこんの省力機械化一貫体系の一環として、
マルチ栽培における使用済マルチ回収作業の省力化のため、
新しく開発されたマルチ回収機による回収作業を行い、その実用性を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. マルチ回収機の構造
    1. トラクタ装着式でフィルムカッター、リフター、ガイドローラー、巻取装置
      及び尾輪からなる。
    2. 巻取装置には左右独立にスリップ機構がある。
      (表1 マルチ回収機の主要緒元)
  2. 回収行程
    1. カッターでフィルムを2分割しながらリフターで裾を土から出す。
    2. 人手でフィルムの端を巻取装置に絡める。
    3. スリップ機構によりトラクタの進行した分だけ巻き取る。
    4. 円柱状に巻き取ったフィルムを人手で外す。
  3. マルチ回収機の性能(表2)
    1. オペレータだけの1人作業が可能である。
    2. 0.7m/s程度の作業速度が適当で、厚さ0.02mmのマルチフィルムの場合、
      連続して200mの回収が可能である。
    3. 作業能率はうね長さ50mの場合は0.8hr/10a、130mの場合は0.5hr/10a程度である。
    4. 労働時間は人力回収の25~40%となり大幅な省力化が図られる。
(写真1 マルチ回収機による回収作業)
成果の活用面・留意点 使用済みポリフィルムは、回収後の重量が75(9kg×8個)kg/10a程度となるが、
円柱状に堅く巻き取られるため飛散しにくく運搬しやすい。
図表1 231162-1.gif
図表2 231162-2.gif
図表3 231162-3.gif
カテゴリ 機械化 省力化 だいこん 野菜栽培

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