タイトル | 舎飼い環境下のニホンジカの飼料消化性と維持・増体に要するTDN量の推定 |
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担当機関 | 東北農業試験場 |
研究期間 | 1997~1997 |
発行年度 | 1997 |
要約 | ニホンジカを舎飼い環境下で飼養した結果、冬期間は成長期であっても増体は期待できず、また増体する春~秋においても飼料中の繊維消化率はメン羊より低かった。一方、この増体時期において増体量に応じたTDN給与量の推定が可能となった。 |
背景・ねらい | 山野に自然生息するニホンジカの畜産的な利・活用を図るには、 適正な個体密度管理方法や 人工的な飼育施設・環境における繁殖・飼養技術の確立が前提となる。このためには ニホンジカの各ライフサイクルにおける基礎的知見の集積が必要であり、ここでは 舎飼い飼養下でのニホンジカの各種飼料の利用性・消化特性を究明するとともに、 成長期における増体に要する養分要求量を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 | 成長期(体重:25~40kg(雄)、40~50kg(去勢)、10~30ヶ月齢) のニホンジカ6頭を供試し、3頭ずつの群飼条件下(A、B、C群) でトウモロコシサイレージ、ソルガムサイレージ、オーチャードグラス乾草、 アルファルファキューブの何れかを基礎飼料とし、 他に大豆粕・配合飼料・ミネラル剤を補給して 飼料の種類と給与量との組み合わせにより、計18回の給与試験を行なった。 各給与期間はそれぞれ30~110日間で、増体量・飼料摂取量・飼料消化率を測定し、 TDN(可消化養分総量)要求量を求めた。
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | アルファルファ ソルガム 大豆粕 トウモロコシサイレージ 繁殖性改善 羊 |