穂揃期における精米粗蛋白濃度の診断

タイトル 穂揃期における精米粗蛋白濃度の診断
担当機関 化学部
研究期間 1998~1999
研究担当者
発行年度 1998
要約 精米粗蛋白濃度は、穂揃期窒素吸収量、籾数、登熟期間の窒素吸収量に基づく診断指標から推定できる。粗蛋白濃度の低減には窒素吸収を抑え、かつ千粒重を低下させない範囲で籾数を確保することが有効である。
背景・ねらい 精米粗蛋白濃度を低い水準で安定させることは、産地評価において重要である。
そこで、
目標とする精米粗蛋白濃度を得るための穂揃期における適正な窒素吸収量
及び籾数の範囲を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 精米窒素濃度を決定する要因式とパラメータを求め(
    式1、
    図1)、
    穂揃期窒素吸収量、籾数、
    登熟期間の窒素吸収量に基づく精米粗蛋白濃度の診断指標を作成した(
    表1、
    図2)。
  2. 精米蛋白の低濃度領域は、
    穂揃期までの窒素吸収量が小さくかつm2当たり籾数が多い
    範囲に分布する(
    表1)、
    したがって、低蛋白米を得るには、
    穂揃期までの窒素吸収を抑え、かつ千粒重を低下させない籾数をバランス良く
    確保することが大切である
    (図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 診断指標は品種「はえぬき」に適用する。
  2. 他の品種に適用するには図1、
    図2により品種毎にパラメータを求める必要がある。
  3. 精米蛋白濃度は登熟期の窒素吸収の増加によっても高まる(式1、図1)ので、
    窒素発現を助長する高温条件においては、
    こまめに潅水して稲の活力を維持し登熟を高めることが重要である。
図表1 231240-1.gif
図表2 231240-2.gif
図表3 231240-3.gif
図表4 231240-4.gif
図表5 231240-5.gif
カテゴリ 品種

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