岩手県南部における小豆品質向上のための播種適期

タイトル 岩手県南部における小豆品質向上のための播種適期
担当機関 岩手県農業研究センター
研究期間 1998~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 小豆品種「岩手大納言」は、開花期後16~30日目の平均気温を約23.5度C以下にすることが品質向上のために望ましく、岩手県南部では6月中旬以降に播種する作型が好適である。
背景・ねらい 岩手県における小豆作付け面積は全国第2位であるが、
実需者への流通量は少ない。今後、市場流通の販路を拡大させるためには、
粒大や種皮色等での品質向上が求められる。そこで、
小豆の品質等に及ぼす気温の影響について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 開花後の平均気温が低いと百粒重が増加し
    (図2)、
    大粒化に伴って種皮色も明るく鮮やかになる
    (図3)。
  2. 大納言規格(粒厚1.8分=約5.4mm以上)を確保できる百粒重は概ね14gであり、
    この場合、開花期後16~30日目の平均気温は約23.5℃となる
    (図2)。
  3. 岩手県南部において「岩手大納言」を作付する場合、
    開花期後16~30日目の平均気温が約23.5度C
    以上になる7月中~下旬が開花不適期間であり、
    6月中句以降に播種する作型が好適である(
    図1、
    図4)。
成果の活用面・留意点
  1. 本技術は、小豆品種「岩手大納言」のみに適用される。
  2. 開花不適期間の地域別の判定は各市町村のアメダス地点において行った。
図表1 231284-1.gif
図表2 231284-2.gif
図表3 231284-3.gif
図表4 231284-4.gif
カテゴリ 播種 品種

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