タイトル |
多収で高加工適性、青大豆新品種「秋試緑2号」 |
担当機関 |
秋田県農業試験場 |
研究期間 |
1990~1997 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1998 |
要約 |
「秋試緑2号」は、在来種「青目大豆」にガンマー線をを照射して育成した突然変異系統の青大豆である。成熟期は晩生、多収で収穫・選別の機械化適性が高く、豆腐等の加工適性に優れた品種である。
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背景・ねらい |
県内で栽培されている青大豆は、在来種の「青目大豆」が主であったが、 極めて晩生なため収量・品質の年次変動が大きく、 倒伏・蔓化による機械収穫に問題がある。このため、 青大豆生産者と実需者から、「青目大豆」より早熟多収で、 収穫・選別の機械化適性が高く、加工適性の優れた品種育成が強く求められていた。
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成果の内容・特徴 |
- 「秋試緑2号」は、
平成2年に在来種「青目大豆」の気乾種子にガンマー線を照射して (農林水産省農業生物資源研究所放射線育種場に依頼)得た個体から、集団選抜、 系統選抜により育成した突然変異系統の青大豆である。平成9年でM8代を経過し、 平成10年3月に品種登録を申請した。
- 成熟l期は「青目大豆」より14日早い晩生、主茎長は長、
耐倒伏性は中で「青目大豆」より機械での収穫適性が高い (表1)。
- 子実収量は「青目大豆」より多収、百粒重が40g以上の極大粒で、
種皮の色が緑、粒の子葉色が緑、臍の色は黒、粒形は扁球で、 外観品質は「青目大豆」より1ランク上位である (表1)。
- ダイズモザイクウィルス(A~E)抵抗性及びダイズシストセンチュウ(レース3)
抵抗性はいずれも弱である (表1)。
- 収穫後の選別・調製は、
粒に丸みがあり秋田県認定品種「秋試緑1号」に比べ優れる。
- 地域別の子実収量は、秋田県内全域(山間地を除く)
で「青目大豆」より多収(10~30%)である (図1)。
- 豆腐加工適性は、オカラ量は多いがオカラに残る粗蛋白が少なく、また、
豆乳量・豆腐の破断強度ともに「青目大豆」並であり優れる (表2)。
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成果の活用面・留意点 |
- 平成10年度秋田県認定品種に採用。
- 種子更新は早めに実施し、アブラムシ防除の徹底と、
シストセンチュウ発生圃場への作付けは行わない。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
病害虫
育種
加工適性
機械化
新品種
大豆
抵抗性
品種
防除
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