そば「最上早生」安定生産のための生育指標

タイトル そば「最上早生」安定生産のための生育指標
担当機関 山形県立農業試験場
研究期間 1998~1999
研究担当者
発行年度 1998
要約 そば「最上早生」は、収穫時の立毛個体数がm2当り100~130本の範囲で栽植すると、千粒重30g以上、全重40kg/a以上を確保して高い収量が得られる。開花始期及び成熟期の草丈目安は、それぞれ65~75cm、110~120cmである。
背景・ねらい そばはコンバインによる収穫作業法が確立され、
大規模栽培が可能であることから、水田転換畑を中心に作付面積が増加している。
しかしながら、本県におけるそば栽培は、倒伏や日照不足等による結実、
登熟の不良等、作柄が不安定である。このため、
「最上早生」を対象として安定収量を確保するための生育指標を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. そばの収量水準別にみた諸形質から、多収となる生育条件は、
    倒伏は中程度みられるものの、開花始期及び成熟期の草丈が大きめで、
    収穫期の全重が40kg/a以上、子実重歩合が30%以上、千粒重が30g以上である(
    表1、
    図1、
    図2)。
  2. 収穫期の立毛個体数はm2当り100~130本の範囲で収量が高い
    (図3)。
    また、開花始期の草丈は65~75cm、成熟期の草丈は110~120cmの範囲で収量が高い
    (図4)。
成果の活用面・留意点
  1. 対象品種は「最上早生」、適用地域は平坦~中山間地帯に適用する。
  2. 基盤的な排水対策、充実した種子の確保、残存雑草の丁寧な埋め込み、
    砕土率の向上、適正な覆土深の確保を行う。
  3. この場合の基肥窒素施肥量は0.3kg/a、播種量は0.4~0.5kg/aを
    基準とする。
図表1 231290-1.gif
図表2 231290-2.gif
図表3 231290-3.gif
図表4 231290-4.gif
図表5 231290-5.gif
カテゴリ 病害虫 雑草 水田 施肥 そば 中山間地域 播種 品種

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