タイトル |
ヤーコンの優良系統SY201の特性 |
担当機関 |
宮城県農業センター |
研究期間 |
1998~1998 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1998 |
要約 |
ヤーコンの新有成系統SY201は塊根の条溝裂開が少なく良質で、収量も比較的安定しており、転換畑への導入に有望な系統として選定した。
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背景・ねらい |
ヤーコンは多量のフラクトオリゴ糖を含有し、虫歯予防、 整腸作用等に効用があると言われ注目されている。また、 新しい特産的転作作物として有望であり、優良系統の選定が要望されている。
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成果の内容・特徴 |
- SY201は平成4年四国農業試験場において、
SY7(ペルーA群)を母本にSY102(ボリビア群) を父本とした交配後代から選抜育成された系統である。
- SY201はこれまでのSY11に比べると塊根の内部肉色は白く美しく、
条溝裂開が少ない良質系統てある。
- 施肥量は基肥量のみで施用する場合、
収量の安定性と条溝裂開率の発生程度から窒素、燐酸、 加里各々成分量でアール当たりほぼ1.5kgが適量である。 これ以下では地上部生育量、塊根肥大、着生塊根数ともに少なく低収であり、 これ以上では増収傾向を示すものの条溝裂開率が高まり品質が低下する。 表1 成熟期の生育状況及び収量 図1 塊根条溝裂開率の系統間差 表2 SY201の施肥量と成熟期の生育・収量
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成果の活用面・留意点 |
- 転換畑では排水対策を講ずれば十分栽培出来る。
また、盛夏時、茎葉が萎凋した時には畦間灌水が必要である。
- 育成地において品種登録申請後に適用する。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
施肥
品種
ヤーコン
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