積雪寒冷地におけるニラの休眠特性を利用した冬春どり(2月〜5月)栽培

タイトル 積雪寒冷地におけるニラの休眠特性を利用した冬春どり(2月〜5月)栽培
担当機関 山形県農業研究研修センター
研究期間 1997~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 積雪寒冷地でハウスを利用したニラの冬春どり栽培は、休眠の深い品種を用い、11月下旬より保温、加温することで、翌2月下旬から5月上旬まで3回良質の収穫物を得ることができる。a当たり収量は、1年目400kg、2年目で590kg程度である。
背景・ねらい 積雪寒冷地で2月からニラを収穫する場合、休眠の浅い品種を用いると、
低温少日照のため品質の良い収穫物が得られない。このため、休眠の深い品種を用い、
休眠覚醒後伸長してくる品質の良い茎葉を収穫する冬春どり栽培技術を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 品種は「パワフルグリーンベルト」を用いる(データ略)。
  2. 最上地域で冬春どり栽培に適した保温開始時期は、
    実用上体眠が問題とならない11月下旬である(図1)。
  3. 保温はハウスビニール、カーテン、トンネルの3重被覆とする。
  4. 栽植距離は機械定植の様式にあわせ、間口3間ハウスの場合、株間15cm、条間45cm、
    通路60cm、10条植え(6条+4条)とする。
  5. 収積は、ハウスの中央部で1回目が2月下旬、2回目が3月中下旬、
    3回目が4月中下旬となる。ハウスの端部は中央部より収穫が10~15日前後遅れる
    (表1,表2)。
  6. 収量は、1年目で400kg、2年目で590kg程度である
    (表3)。
  7. 栽培概要
成果の活用面・留意点 加温は雪害によるハウスの倒壊防止を主目的とする。
図表1 231330-1.gif
図表2 231330-2.gif
図表3 231330-3.gif
図表4 231330-4.gif
図表5 231330-5.gif
カテゴリ 栽培技術 にら ピーマン 品種

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