タラノキの効率的な育苗体系

タイトル タラノキの効率的な育苗体系
担当機関 山形県農業研究研修センター
研究期間 1998~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 タラノキの増殖率を上げるため、種根を5cmに調整し調整後直ちに切り口部分に保護剤を塗布する。種根を芽出しした後、10.5cm再生紙ポットに鉢上げして育苗すると、植え付け後の生育揃いが良く欠株も生じない。芽出し温度は20度Cで管理する。
背景・ねらい タラノキの増殖は、慣行では15cm前後の種根を芽出しし、
直接畑に植え付ける挿し根法で行われているが、活着が不安定で欠株が生じやすい。
このため、初期生育を安定させ、
生育の揃いを向上させる効率の良い育苗体系を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 種根は長さは5cmに調整する。5cmの種根は慣行より出芽率がやや低く、
    育苗終了時の生育も劣るが、増殖率が高い(表1)。
  2. 種根の切り口部分に保護剤を塗布すると腐敗の発生が少ない
    (表2)。
  3. 芽出しの温度は、20℃で管理すると最も出芽率が高い
    (表3)。
  4. 根鉢の形成が遅いタラノキでは、再生紙ポットを用いると、活着率及び作業性が高い
    (データ略)。
成果の活用面・留意点
  1. 増殖に用いる種根は1年養成株より採取する。
  2. 芽出し中の培養土は適湿を保つ。
  3. 植え付け後乾燥に留意する。
図表1 231334-1.gif
図表2 231334-2.gif
図表3 231334-3.gif
カテゴリ 育苗 乾燥 たらのき

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