チェーンポット苗専用トラクタ装着型ねぎ移植機による作業省力化

タイトル チェーンポット苗専用トラクタ装着型ねぎ移植機による作業省力化
担当機関 青森県農業試験場
研究期間 1998~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 新開発のチェーンポット苗専用トラクタ装着型ねぎ移植機は溝掘り、肥料・農薬の施用、移植の作業を1工程で行うことができる。その際の労働時間は現行の作業に比べて約24~27%に省力化される。
背景・ねらい 青森県のねぎ栽培はチェーンポット苗の利用が普及しているが、
一般的に用いられている人力簡易移植機による移植作業は多くの労働時間を
必要とするため、より省力的な移植機の開発が望まれている。そこで、
平成8年度から行われた地域特産作物用機械開発促進事業において新しく開発された
トラクタ装着型ねぎ移植機の作業性能を明らかにした。
成果の内容・特徴
  1. 移植機の概要(表1)
    1. 補助作業者用の座席、苗台、肥料及び農薬用のホッパを搭載し、
      苗台には合計で24箱の苗箱(150m×2条分)を積み込むことができる
      (写真)。
    2. 溝掘り、肥料・農薬の施用、移植を1工程で行うことができる。
    3. 作業人員はオペレーターと補助作業者の計2名である。
  2. 移植機の作業能率及び労働時間(表2)
    1. 砂丘地及び転換畑における作業速度は0.42~0.44m/sである。
    2. 移植作業能率は長辺150mほ場では1.5時間/10a、長辺50mほ場では1.7時間/10aで、
      労働時間はそれぞれ3.0時間、3.4時間/10aである。
    3. 現行の労働時間12.5時間/10aに比べ、
      約24~27%の時間で移植作業を行うことができる。
  3. 移植機の作業精度(表3)
    1. 移植溝の深さは30cm程度で、移植時に損傷株や欠株は認められない。
  4. 移植後の生育(表4)
    1. 機械移植と慣行の人力簡易移植機で定植した場合の生育及び収量に差はない。
成果の活用面・留意点
  1. トラクタの適応馬力は40~50PSである。
  2. ほ場両端に3m程度の枕地が必要である。
図表1 231336-1.gif
図表2 231336-2.gif
図表3 231336-3.gif
図表4 231336-4.gif
図表5 231336-5.gif
カテゴリ 肥料 病害虫 機械開発 栽培技術 省力化 ねぎ 農薬

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる