タイトル |
アスパラガスのパイプハウス促成栽培における初年度の管理方式 |
担当機関 |
福島県農業試験場会津支場 |
研究期間 |
1998~2001 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1998 |
要約 |
アスパラガスのパイプハウス促成栽培において、初年度は夏季被覆し、堆肥を20t/10a溝施用することが、収穫初年度の多収に結びつき、12~3月で60~65kg/、年間で200~230kg/aの収量が得られる。
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背景・ねらい |
近年、福島県に導入されたパイプハウスを利用したアスパラガスの促成栽培では、 堆肥の施用量及び夏季の被覆が翌年の収量へ及ぼす影響についての知見が ほとんどない。このため、これらの影響について検討する。
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成果の内容・特徴 |
- 1年株の保温開始は11月末以降とし、冬季の保温は2重カーテンを使用する。
2年目は3月下旬より漸次立茎を開始し、4月下旬までに1株5本程度を立茎する。
- 堆肥施用量、夏季被服の有無にかかわらず20t/10aが10t/10aより多収である
(図1,図2, 表1)。
- 初年度は夏季雨除け被覆することによって、翌年までの太茎(LL,L)歩合が著しく高まり
(図2)、収量が増加する。
- 播種翌年の被覆は、その年の収量には大きな影響はない
(図1)。
- 堆肥を20t/10a施用し、初年度夏季被覆することにより、冬季間(12~3月)で
60~65kg/a、年間では200~230kg/aと現地慣行 (図1,(7))の140kg/aより多収が得られる (図1,図2)。
- 耕種概要
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成果の活用面・留意点 |
- 灌水は株元に行う。
- 2年目は,休眠が深くなるため12月中旬に被覆する。
- 播種年の間引き収穫は、8月中句に開始すれば10月までに10~15kg/aの収量がある。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
アスパラガス
播種
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