タイトル | アカスジメクラガメによる斑点米被害と水田内ヒエ類との関係 |
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担当機関 | 岩手県農業研究センター |
研究期間 | 1974~1999 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1999 |
要約 | 岩手県で代表的な斑点米カメムシであるアカスジメクラガメは、ヒエ類の多発した水田ではイネの出穂期前から侵入し、繁殖する。1999年の調査では、ヒエ類の密度が高い水田ほど斑点米率が高い傾向が見られたことから、斑点米カメムシ類による被害を助長する要因のひとつとして、水田内のヒエ類などの雑草密度の高さが考えられる。 |
背景・ねらい | アカスジメクラガメなどの斑点米カメムシ類は、通常イタリアンライグラスなどの イネ科植物のある牧草地や畦畔雑草等が発生源となり、水田に侵入するのはイネの 出穂期以降である。しかし1999年、ヒエ類が多数発生した水田で、イネの出穂前 からアカスジメクラガメの侵入が確認された。このような水田では、カメムシに よる被害も多くなると推測されたため、水田内のヒエ類株密度と斑点米率との 因果関係について調査した。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 斑点米カメムシの防除対策として、従来は水田周囲の牧草地や畦畔雑草などの適正 管理が重視されてきたが、これらに加え、ヒエ類をはじめとした水田内雑草の 防除も重要と考えられる。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 病害虫 イタリアンライグラス カメムシ 雑草 水田 繁殖性改善 斑点米 斑点米カメムシ ひえ 防除 |