日本のコムギ赤さび病菌レースに有効な抵抗性遺伝子

タイトル 日本のコムギ赤さび病菌レースに有効な抵抗性遺伝子
担当機関 東北農業試験場
研究期間 1999~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 種属間交雑により導入された小麦赤さび病抵抗性遺伝子Lr9、Lr19、Lr24、Lr25、Lr28、Lr29は、日本国内から採取される小麦赤さび病菌レースすべてに抵抗性である。
背景・ねらい 小麦赤さび病抵抗性遺伝子はこれまで40個以上同定されているが、どの抵抗性
遺伝子が日本の小麦赤さび病菌レースに抵抗性を示すかは明らかにされていない。
そこで、国際トウモロコシ・コムギ改良センター(CIMMYT)より入手した小麦赤さび
病抵抗性遺伝子に関する準同質遺伝子系統群に、日本国内で採取した小麦赤さび
病菌レースを接種し抵抗性検定を行うことにより、日本国内で有効な小麦赤さび
病抵抗性遺伝子を同定する。
成果の内容・特徴
  1. 北海道・東北地域で優勢な病原性の強いレース6A、6B、21A、21Bを含む日本国内で
    得られるすべてのレースに対し、幼苗抵抗性を示した小麦赤さび病抵抗性遺伝子
    は、Lr9、Lr19、Lr24、Lr25、Lr28、
    Lr29である(表1)。
  2. これらの抵抗性遺伝子はすべて種属間交雑により導入されたものである(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. これら抵抗性遺伝子は小麦赤さび病抵抗性育種の遺伝資源として有用である。
  2. Lr19は、胚乳色を黄色にする遺伝子と連鎖関係にある。
図表1 231457-1.gif
図表2 231457-2.gif
カテゴリ 育種 遺伝資源 小麦 抵抗性 抵抗性遺伝子 抵抗性検定 とうもろこし

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