ニンヒドリン発色法を利用した畑地可給態窒素量の簡易測定法

タイトル ニンヒドリン発色法を利用した畑地可給態窒素量の簡易測定法
担当機関 宮城県園芸試験場
研究期間 1999~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 リン酸緩衝液による土壌抽出液をニンヒドリン発色法で測定し、回帰式にあてはめて算出することにより畑土壌の可給態窒素量の推定が可能である。
背景・ねらい 可給態窒素量の測定には、30度Cで4週間培養する必要があり、
結果を得るまでに長期間を要する。そこで、簡易な分析方法を確立するため、
リン酸緩衝液で抽出される窒素が微生物由来であることに注目して、
ニンヒドリン発色法による可給態窒素量の測定法について検討する。
成果の内容・特徴
  1. リン酸緩衝液で抽出した抽出液の吸光度を測定する方法(比色法)、
    抽出液を硫酸分解し全窒素を定量する方法(抽出窒素測定法)、
    抽出液をニンヒドリン発色法で測定する方法を比較検討すると、
    ニンヒドリン発色法が培養法の可給態窒素量と最も相関が高い
    (表1)。
  2. このニンヒドリン発色法で得た測定値を回帰式にあてはめることにより
    可給態窒素量を推定することが可能になる
    (図1)。
    可給態窒素量の推定式:Y=3.88X(Y:推定可給態窒素量、X:有機態窒素量)
    有機態窒素量0~1、1~2、2~3mg/100gはそれぞれ可給態窒素量の
    0~4、4~8、8~11mg/100gに相当する。
    測定方法
成果の活用面・留意点
  1. 可給態窒素量は畑状態(最大容水量の60%の水分)、
    30度C4週間で生成される無機態窒素量である。
  2. 簡易可給態窒素量の推定について、適用土壌は褐色森林土と褐色低地土である。
  3. 土壌肥沃度判定の診断分析等に利用できる。
  4. 振とう・抽出時の温度が有機態窒素の抽出量に影響するので、
    なるべく20度C付近で振とうする。
図表1 231467-1.gif
図表2 231467-2.gif
図表3 231467-3.gif
カテゴリ 簡易測定

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