初冬出しトルコギキョウの貯蔵苗の利用によるロゼット化回避技術

タイトル 初冬出しトルコギキョウの貯蔵苗の利用によるロゼット化回避技術
担当機関 山形県立園芸試験場
研究期間 1999~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 トルコギキョウの初冬出し作型において、貯蔵苗の利用によりロゼット化が回避できる。ロゼット化に影響するは種後15日間の20度C以上遭遇時間は、早生種では160時間、中生種では100時間、中晩生種では80時間程度で、当地域では7月上中旬となる。
背景・ねらい トルコギキョウは今後の需要増加が期待でき、山形県で産地化を推進している
品目である。初冬出し(11月~12月)作型ではロゼット発生が問題となるため、
安定生産に向けて貯蔵苗の利用によるロゼット化回避について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 初冬出し作型において、4月26日播種、6月21日から10度Cで貯蔵した苗の利用
    によりロゼット化は回避でき、未収穫株率が減少する
    (表1、図1、
    図2、図3)。
  2. ロゼット化への移行に影響するは種後15日間の20度C以上遭遇時間は、早生種
    「ネイルマリンネオ」では160時間、中生品種「あすかの粧」では100時間、
    中晩生種「つくしの雪」では80時間程度であり、当地域では7月上中旬となる
    (表1)。
  3. ロゼット化はこれまで報告されている知見より少ない高温遭遇時間で移行すると
    みられる(表1)。
栽培概要
成果の活用面・留意点
  1. ロゼット化への移行時期は育苗中の温度が影響しているため年次変動がみられる。
  2. 貯蔵中の苗は乾燥しやすいので1週間に1回程度のかん水を行う。また、貯蔵20日間
    以降は腐敗しやすくなり、腐敗の発生には品種間差がある。
図表1 231523-1.gif
図表2 231523-2.gif
図表3 231523-3.gif
図表4 231523-4.gif
図表5 231523-5.gif
カテゴリ 育苗 乾燥 トルコギキョウ 播種 品種

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