椹採取用桑品種の比較

タイトル 椹採取用桑品種の比較
担当機関 福島県蚕業試験場
研究期間 1998~2000
研究担当者
発行年度 1999
要約 桑の椹の大きさ、重さは大唐桑、カタネオ、カナダ産桑A等の品種で優っており、糖度は多胡早生、自芽荊桑で高い。pHは白実が最も高く、イングリッシュブラックは低い。
背景・ねらい 最近、桑の多目的利用に関心が払われるようになり、椹、葉の食材、お茶、
きのこの菌床、木工、木酢液、炭などへの利用試験が散見されるようになった。
桑の椹にはアントシアニン等の抗酸化性、活性酸素消去能を有する成分が多量に
含まれており、機能性食品としての利用も考えられる。そこでこれまで蚕の
飼料樹などとして栽培されてきた桑品種の中から椹採取用品種を選抜する。
成果の内容・特徴 1998年および1999年の2年間、桑の椹に関する調査を行った結果から次のとおり
品種の特徴があげられる(表1)。
  1. 椹の長さは大唐桑が最も長く、ミラン5号、カタネオ、カナダ産桑A、フィカスなど
    も長い。
  2. 椹の幅は大唐桑、カタネオ、カナダ産桑Aなどで長い。
  3. 椹の重さは大唐桑が群を抜いて重く、カナダ産桑A、カタネオも重い。
  4. 椹の糖度は多胡早生、白芽荊桑で高い。
  5. 椹のpHは白実が最も高く、イングリッシュブラックは低い。
成果の活用面・留意点
  1. 椹収量については今後調査、検討する。
  2. 調査対象品種は18品種と限られているので今後とも有望な品種についての調査が
    必要である。
図表1 231540-1.gif
カテゴリ 機能性食品 品種

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