ハイブリッドカラー良品生産のための地温管理

タイトル ハイブリッドカラー良品生産のための地温管理
担当機関 福島県農業試験場
研究期間 2000~2002
研究担当者 渡邊理惠子
矢吹隆夫 
発行年度 2000
要約 ハイブリッドカラーの夏秋出し栽培において地温を25℃以下に抑えることにより、切り花本数が増加し、切り花品質が向上する。また、球根の肥大率が高くなる。
背景・ねらい ハイブリッドカラーの夏秋出し栽培では、切り花本数が少ないことや、球根の肥大が小さいために再利用球根が確保しにくいことなどが問題となる。そこで、栽培中の地温の上昇を抑えることが生育にどのような影響を及ぼすかを明らかにする。
成果の内容・特徴
      
  1. 地温を25℃以下に抑えることによって、切り花長や切り花重が増大し、切り花品質が向上する。また、切り花本数も増加する(表1)。
      
  2. 地温を25℃以下に抑えることによって、球根の肥大率が高くなる(図1)。
      
  3. 栽培ベッド内に埋設した塩ビパイプ内に地下水(水温16~18℃)を流すことによって、地温を25℃以下に抑えることが可能であった(図2,図3)。
      【耕種概要】
        栽植様式  ベット幅60㎝、条間30㎝×株間20㎝、2条植え
        ベットにワイドスクリーンマルチ、通路に敷きわらマルチを使用
        施肥量  N:1.0、P2O5:1.0、K2O:1.2、堆肥300(㎏/a)
        試験規模  1区70~72球 1区制

成果の活用面・留意点
     
  1. この方法で栽培ベッドの地温を下げる場合の資材費は、1aあたり21,000円程度である(塩ビパイプ、パイプジョイント、バルブなど)。
  2. 地温を下げる方法として、地下水を利用する以外に、栽培条件に合わせた方法や資材の活用を検討することが必要。
図表1 231704-1.jpg
図表2 231704-2.jpg
図表3 231704-3.jpg
図表4 231704-4.jpg
カテゴリ カラー 栽培条件 施肥

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